2025/07/31 22:38
Niこんにちは、Kuppi and Bearです。
今日は、よくいただく「どうやって始まったの?」というご質問にお答えして、ブランドのちいさな歩みをご紹介したいと思います。
はじまりは、木のビーズと絵の具から。Kuppi and Bearの物語は、2013年ごろから始まります。
当時、オーストラリアのメルボルンにある Monash大学 や RMIT(ロイヤルメルボルン工科大学) で3Dゲームのグラフィックデザインを学んでいたデザイナーKulaが、「コンピューターじゃなく、手で何かを作ってみたい」と感じたのがきっかけでした。
初期の作品は、木製ビーズにアクリル絵の具で1点ずつ手描きしたアクセサリー。
ひとつひとつ表情が違う、色と形を楽しむデザインでした。
それらの作品を持って出店していたのは、地元のクラフトマーケットや、
メルボルンの中心地にあるCBD(セントラル・ビジネス・ディストリクト)、
そして高感度なデザイン系ショップが集まる**South Yarra(サウスヤラ)**のセレクトショップ「Design A Space」など。
観光で訪れた方にも人気のエリアで、地元のアーティストやデザイナーの作品を探している人が集まる、そんな場所でした。
ポリマークレイとの出会いで、さらに自由に
少しの間お休みを挟んだあと、2017年ごろにまた創作活動が再開。
このとき新たに取り入れたのが「ポリマークレイ」という素材でした。
柔らかく成形しやすいクレイは、自由な形づくりができて、発色もきれい。
その時々のインスピレーションを、形としてすぐに表現できるのが魅力でした。
このころから、ブランド名も「Kuppi」から Kuppi and Bear へと変わり、
ものづくりへの思いも、少しずつ大きく育っていきました。
レーザーカット技術との出会い。ふたりでつくる今のスタイルへ

翌年、ブランドにとって大きな転機がやってきます。
それは、パートナーがレーザー加工会社で働いていたこと。
「私たちの得意なことを組み合わせたら、もっと面白いものが作れるかも」
そんな会話から始まり、コンピューターで描いたデザインをレーザーでカットし、
手で色を塗り、丁寧に組み立てていくという、現在のKuppi and Bearのスタイルが誕生しました。
手仕事ならではのあたたかさと、レーザーカットならではの繊細さが融合した、
唯一無二のアクセサリー。
ひと目で「これはKuppi and Bearのデザインだね」と分かるようなものづくりを目指しています。
レジンにも挑戦。型からすべて手作りで
さらに、レジン素材のアクセサリー制作もスタートしました。
自分たちでオリジナルのシリコン型を作り、そこに色を混ぜて流し込み、固めて仕上げていきます。
透明感やラメのきらめき、ゆるやかなマーブル模様など、
レジンならではの表現が広がり、コレクションの幅がぐっと広がりました。
販売も、オンラインショップだけでなく再び実店舗へ。
South Yarraの「Design A Space」や、Brunswick Street(ブルンスウィック・ストリート)のセレクトショップ「in.cu8er」などに置かせていただきました。
さらに日曜日に開催される地元のサンデークラフトマーケットにも出店。
直接お客さまとお話しできる時間が、とても大切な原動力になっていました。
そして2020年、コロナでまた立ち止まることに
少しずつ軌道に乗ってきた頃、世界は思いがけないパンデミックに突入。
マーケットもショップもすべて休業。
私たちもいったん立ち止まり、静かな時間を過ごすことになりました。
再始動はローカルカフェから、そしてオンラインへ
その後、**Brunswick(ブランズウィック)にあるカフェ「Zetta's Pantry」**にて、また少しずつ作品の販売を再開。
おしゃれでローカルに愛されているこの場所で、たくさんのお客さまにKuppi and Bearを知っていただけました。
けれど残念ながら、そのZetta’s Pantryも閉店に。
そこで私たちは思い切って、オンラインショップに注力することにしました。
現在は、約65種類以上のイヤリングを展開中。
遠方のお客さまにも届けられるよう、国内外への発送も行っています。
そして2025年、新たな出会いを求めて。
2025年は、またクラフトマーケットなどリアルな場所での出会いを増やしていきたいと考えています。
やっぱり実際に作品を手に取ってもらって、お話しできるあの時間が大好きだから。
メルボルン内外のマーケットに出店予定ですので、ぜひ遊びにきてくださいね。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
Kuppi and Bearは、ちいさな手から始まった、ちいさな物語の積み重ねです。
そして、あなたの耳元でその物語がまた続いていったら…それほど嬉しいことはありません。
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